バイオマテリアルイン東京

「あ、それ欲しい!」
でも、あなたのアイディアを実現するには障害がありませんか?

That idea into reality

bitsは、バイオ技術をはじめとし、さまざまな化学的、健康、食品に関する知見を活用して、
人の体や、環境に対して健康的かつ経済的なものご提供しています。

知恵を出すだけでなく、実際に作ってご提供できるのが私たちの強みです。
私たちが培ってきた先端技術をすくい上げ、使ってください。

私たちは、研究者であり技術者です。
私たちの目的は、自分たちの成果や技術が実際に使われ、公益につながることです。これを常に持ち続けています。
そして、公益につながるためには、広く普及する必要があります。
しかし、私たちはモノを作るのは得意ですが、モノを売るのが下手です。
なので、私たちの技術を使ってくれる人と一緒に仕事をすることに専念しています。

さて、あらためて、ご挨拶申し上げます。
私たちは、Biomaterial in Tokyo、通称bits【ビッツ】と申します。
冒頭で申し上げましたが、私たちの強みは、あなたの「欲しい」を形にできることです。

例えば、
最近話題になった、若返り素材であるアスタキサンチン(astaxanthin)や、
NMN【ニコチンアミドモノヌクレオチド】を使ったサプリを
競争力のある価格で販売することができたら、面白い事業が成り立つんじゃないか?
というアイディアをお持ちとします。
これはいける!と、あなたは思っていることでしょう。
しかし、このアイディアを実行に移そうとすると、多くの課題が立ちふさがります。
それは、こんな感じでしょうか。

アスタキサンチンやNMNは主に海外で作られていて、品質の良いものは高価な上、
購入量も始からかなり買わないといけないため、ちょっと試してみたい。
もしくは、小規模から始めて大きくしていきたいのだけど、合わないなぁ。
とか、

あと、急に人気になったせいで、疑わしいものが市場にあふれており、疑っている人も少なくない。
信用してもらうには、研究成果や、品質について確かな証をデータが必要だけど、提示できる安全データがそろわない。
とか、

あとは、よくお客様からお聞きするのですが、
「日本で売るのに、海外製はなぁ。。。」というものもあります。

これらの課題は、あなたの成功、あなたの想いを妨げているものです。
そんな課題を私たちは技術力で解決します。
きっと、あなたのアイディアで勝負することができるようになるはずです。

さて、では、
私たちがなぜ、あなたのアイディアを肯定できるのか。
口だけだと思われるのも悲しいですし、あなたにマッチするかも大事ですから、これまで、私たちがどんな仕事をしてきて、
その過程で得た技術や、保有するに至った専門設備などを簡単にですがご紹介いたします。
技術的な話なので、小難しい話になってしまいますが、ご興味のある方は、今少しお付き合いください。

価値の高いものを提供する技術!

  • 糖分析をもちいて有効成分の開発や製造をする

    みなさんは糖というと、甘い砂糖を想像されるでしょうが、実はかなり違います。
    「糖」をサイエンスの眼で見ると、栄養素としての炭水化物の他に、綿や紙の繊維(セルロース)、海藻の粘着性の多糖、ヒアルロン酸、生命科学分野で注目されている糖鎖、生分解性プラスチックの原料など多彩です。
    糖は、生命が活動を行う際に生み出す酸やATPなどの化学物質のもとであり、これを組み替えたり、バイオの力で代謝させることで、健康素材などになります。

    「糖」の種類は単糖、二糖、オリゴ糖、多糖、中性糖、酸性糖、糖アルコール、それらの異性体など多岐にわたります。これら糖の分析にはHPLCが広く用いられています。
    弊社では紫外検出器(UV)、蛍光検出器(FL)、示差屈折率検出器(RI)、パルス式電気化学検出器(PAD)など目的に応じて適切な分離法や検出法を選択することが可能です。

  • 微生物を培養して活用する

    セルロース系バイオマスを加水分解させて、「糖」を得るために酵素(セルラーゼ)は重要な役割を果たします。
    このセルラーゼを効率的に生産する糸状菌( Trichoderma reesei )や得られた「糖」を原料としてエタノールや脂質に変換する酵母( Saccharomyces cerevisiae )やラビリンチュラ類( Schizochytrium sp. )など、糖に関連する有用微生物を培養するためのシステムを保有しています。
    弊社では5L、30L、1m3容積の培養装置を用いて、試験管からプラントまでの橋渡しとなる実証研究に取り組んでいます。

  • 有効利用できる分子生物を見つけ出す

    セルロース系バイオマスには、セルロースだけでなく、ヘミセルロースも多く含まれています。
    ヘミセルロースを構成するキシロース、アラビノースといったペントースを効率的に代謝できる有用微生物は多くありません。
    健康利用、医学、工業利用に耐えうる優れた微生物を創出するために、弊社ではエレクトロポーションシステム、サーマルサイクラー、リアルタイムPCRシステム、マイクロプレートリーダー、2UVトランスイルミネーター、高速冷却遠心装置などの遺伝子組み換え実験に必要な研究設備を揃え、大学や国立研究所とともに研究開発しています。

bitsの主な開発事業履歴

  • 「バイオマスエネルギー高効率転換技術開発/バイオマスエネルギー先導技術研究開発 /「遺伝子組み換えE.coli及びC.glabrataの共培養によるアルコール生産に関する研究」

    平成19-20年度

    宮崎大学農学部、千葉大学真菌医学研究センターとの共同研究

    <内容>
    5Lジャーファーメンターでの培養、稲わら糖化液の作製、アルコール発酵性大腸菌KO11株の改質、三角フラスコでのエタノール生産性の確認、千葉大学で稲わら糖化液を使ったC5糖発酵性C.glabrataのスクリーニング実施。また宮崎大学が作製したグルコース取り込みタンパク質欠KO11株(C5糖のみ利用)と千葉大学がスクリーニングしたC5糖利用性のあるC.glabrata を共培養で用い、C5糖であるキシロースを含む稲わら糖化液からバイオエタノールを製造。
  • 「ソフトセルロース利活用技術確立事業(農林水産省バイオマス資源循環課事業)」

    平成21年6月17日-平成25年3月31日

    日本製紙ケミカル㈱、㈱大善、増幸産業㈱、長瀬産業㈱、㈲柏みらい農場と協力

    <内容>
    稲わら、麦わらといった草本系バイオマスの生産・貯蓄・運搬・前処理・糖化・発酵と一気通貫での事業性を確立することを目的として事業を実施。
    年間700Lの稲わらバイオエタノールの生産。
    これにより、第二世代バイオエタノール生産コストについて縮小化を図るための課題を解決。
  • 「ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業/ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業(バイオマス)/油糧微生物ラビリンチュラによるバイオ燃料製造への地域バイオマス資源の有用性検証(NEDO事業)」

    平成29年5月17日-平成31年3月31日

    宮崎大学農学部、宮崎県工業技術センターとの共同事業

    <内容>
    高濃度バイオマス糖液を利用したキシロース資化ラビリンチュラの高密度培養。
    キシロース資化ラビリンチュラのスクリーニング、遺伝子組み換え、アミノ酸分析、バイオマス由来の糖を用いて油糧微生物ラビリンチュラを培養。N源は宮崎県の焼酎かす由来のアミノ酸などを活用。バイオマス糖液中のキシロースを資化できる株の育種に努め、野生株のうちキシロース資化株をスクリーニングにより複数株を獲得。
    これらの株はパルプの糖液(グルコースとキシロースが混在)を栄養源としておりバイオエタノール製造の高効率化に寄与。
  • 「バイオマスエネルギー技術開発/バイオ燃料製造の有用要素技術開発事業/可溶性糖質源培養による木質系バイオマス由来パルプ分解用酵素生産の研究開発(NEDO事業)」

    平成25年12月18日-平成29年2月28日

    信州大学工学部、森林総研との共同事業

    <内容>
    M2-1(トリコデルマ属)のジャー培養(200L)培養技術構築、分裂酵母(S.pombe:シゾサッカロミセス・ポンベ)の遺伝子組み換えによるβグルコシダーゼの大量生産、木質パルプ分解時における2次元電気泳動解析。
    βグルコシダーゼの遺伝子組み換えによる耐熱化、CBH2の遺伝子組み換えによる大量生産実施。
    これによりジャーファーメンターを使った大量培養に成功。バイオマス由来糖液を用いて酵素生産を最適化し2ndエタノール生産時における酵素費用を著しく低減することに成功。
  • 「セルロース系エタノール生産システム総合開発実証事業/最適組み合わせの検討及び事業性評価/パルプを用いた水蒸気爆砕法によるバイオエタノール生産に関する技術開発及び事業性評価」

    平成27年4月1日-平成32年3月19日

    三友プラントサービス㈱、コスモ石油㈱、信州大学工学部、日揮グローバル㈱、産業技術総合研究所との共同研究

    <内容>
    水素爆砕技術を用いた糖化法の検討、非遺伝子組み換え微生物を用いたエタノール生産技術の検討、コーヒー粕分解用の酵素である「マンナナーゼ」「マンノシダーゼ」のA.oryzeによる生産技術開発。
    高濃度糖化技術の検討、固液分離技術の検討、C5糖利用性酵母(遺伝子組み換え)を用いた発酵技術検討を行い、日本で初となる連続爆砕装置(Andriz社製)を導入。
    これにより薬品を使わずに水だけでバイオマスを微小化できるようになり、連続爆砕装置を用いて製造したバイオマスを自製酵素で糖化し糖化液を得、その糖化液をC5糖を利用できる酵母を使ってエタノール生産を実施。
    産業技術総合研究所の作製した遺伝子組み換え酵母は24時間以内にすべての糖をエタノールに転換することが可能となり生産性に寄与。
    前処理の最適化、自製酵素技術、遺伝子組み換え酵母利用の結果、バイオマスをリサイクルが困難な古紙や廃菌床、コーヒー粕など安価なバイオマスとし、尚且つユーティリティ供用が可能な場合3万KL/Yの生産性が担保されれば第二世代バイオエタノールの生産コストを減少できることを実証。
    また、2019年度の追加実証試験では生成した第二世代バイオエタノールからエチレンを生産する機能をバイオエタノールプラントに導入し、このエタノール由来エチレンからバイオジェット燃料であるところの「ケロシン」生産や「バイオ樹脂用エチレン」の生産実証試験を実施。

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